特別研究会
「二つの訪朝団が見た平壌―中ロとの関係を強める経済動向を中心に―」

李明博政権発足以来、南北朝鮮の関係は閉塞し、昨年には戦争事態を激発しうる武力衝突(延坪島事件)にまで至り、日米韓協調による朝鮮民主主義人民共和国 (共和国)包囲が強められました。それに対する対応として、共和国は中ロとの関係強化へと大きく舵を切り、最近、金正日委員長の連続した中ロ訪問が行われ ました。
2012年は国際政治ならびに南北朝鮮政治の大きな転換点になるものと言われていますが、おりしも、最近訪朝した報告者2名による最新 朝鮮事情および現状分析を聞き、中国、ロシアの視点からの検討も加えて、経済的変化を中心とした深層的な分析と議論を行い、日本政府の選択と進路、日本の 市民の朝鮮半島、共和国認識に関して議論を深めるべく、 以下のごとく、特別研究会を企画いたしました。

日時:2011年11月7日(月)16:00~18:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム

<プログラム>
第1部 訪朝ならびに中朝国境訪問報告
司会:徐勝(立命館大学コリア研究センター研究顧問、立命館大学特任教授)
1.波佐場清(立命館大学コリア研究センター特別研究員、元朝日新聞ソウル支局長)
2011年9月3~9月10日「朝鮮問題を考えるジャーナリスト懇話会」訪朝団の一員としての訪朝

2.中戸祐夫(立命館大学国際関係学部教授)
8月17日~25日に訪朝

第2部 コメントおよび討論
司会:徐勝(立命館大学コリア研究センター研究顧問、立命館大学特任教授)
1.コメント:庵逧由香(立命館大学文学部准教授)
2.総合コメント:加藤千洋(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授、元朝日新聞中国総局長)
3.総合討論および質疑応答

主催 立命館大学国際地域研究所・立命館大学コリア研究センター
お問い合わせ
Tel:075-466-3264(内線:3229)
Fax : 075-466-3247(内線:3297)
E-mail : korea@st.ritsumei.ac.jp

category: シンポジウム