KCKS 京都コリア学コンソーシアム
≪第97回研究会 開催のお知らせ≫
■ ご案内━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日 時 : 2024年 12月 13日(金) 18~20時
場 所 : 同志社大学新町キャンパス 新創館2階会議室
報告者: 洪富日さん(高麗大学国語国文学科 博士課程)
タイトル:ローマン・キム(Роман Ким)と戦後日本の同志たち: 朝鮮戦争期の北朝鮮・日本における『順天で見つかった手帖』の翻訳・受容様相
※説明:研究論文の論点と追加発掘資料の報告を行います。
(主催)京都コリア学コンソーシアム (共催)同志社大学人文科学研究所・第9部門研究会
■ 連絡先━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
京都コリア学コンソーシアム(KCKS)
(メール) info@kyoto-korea.net
( H P ) https://kyoto-korea.net/
KCKS 京都コリア学コンソーシアム
≪第96回研究会 開催のお知らせ≫
■ ご案内━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日 時 : 2024年 11月 8日(金) 18~20時
場 所 : 同志社大学新町キャンパス 新創館2階 会議室
報告者:申知瑛(シン・ジヨン) 延世大学比較文学協同課程
タイトル:『コロニアル・エンカウンター 比較に抗して』(2024年)の論点とその後の展開
※説明:
最新の著作である『コロニアル・エンカウンター 比較に抗して:1945年前後の朝鮮、台湾、日本の対話的テクストを読む』(勁草書房、2024年、https://www.keisoshobo.co.jp/book/b648964.html)の論点を報告します。この本は、植民地期から解放直後における朝鮮・台湾の出会い=接触を、記録/文学(自伝的小説、座談会、手紙、日記、風聞、チラシ、ルポルタージュなど)を通じて分析しました。植民者と被植民者の関係だけではなく、被植民者の間/中の関係に焦点を当てて、暴力・支配の中でたえまなく比較され差別されながらも、不/可能ながら存在した被植民者たちの共鳴と連帯、抵抗の身振りを拾いあげようとしました。また、現在取り組んでいるテーマとして、解放後における朝鮮半島のマイノリティーと在日朝鮮人の記録/文学に現れている動物と女性の関係に焦点を当てた研究の問題意識を紹介します。
※プロフィール:
延世大学比較文学協同課教授。朝鮮の近現代文学。東アジアの流民・難民の記録文学。
主著(単著)として、『不/在の時代』(ソミョン出版、2012、韓国語)『マイノリティー・コミューン』(ガルムリ、2016、韓国語)、『コロニアル・エンカウンター 比較に抗して』(2024)があり、最近の編著として『収容・隔離・剝奪』(責任編集、西海文集、2024、韓国語)があり、その他、著書・論文多数。
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京都コリア学コンソーシアム(KCKS)
(メール) info@kyoto-korea.net
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映画の主人公は神奈川県・川崎に生きる在日コリアン1世のハルモニ(おばあさん)たちです。植民地支配と戦争に翻弄され、生きる場を求めて幾度も海を往来し、たどり着いた川崎でささやかにたくましく生きています。一方、日本に暮らす私たちは、韓国の映画やドラマ、音楽や食などに魅了され続けていますが、在日たちの存在、歴史についてあまりよく知らないのではないでしょうか。ハルモニたちは、植民地支配と戦争の経験を語れる最後の世代と言っても過言ではありません。在日二世の金聖雄監督の『アリランラプソディ』を通して、平和について、そして日本に暮らす在日コリアンをはじめ、その他の外国人との共生について考える場になればと思います。
日 時:2024年11月15日(金)17:00開場 17:30開演
第1部:『アリランラプソディ~海を越えたハルモニたち~』上映(125分)
第2部:金聖雄監督のトーク
映画『アリランラプソディ』公式サイト (arirangrhapsody.com)
場 所:同志社大学寒梅館ハーディーホール(室町キャンパス)
京都市上京区烏丸通上立売下ル御所八幡町103
交通アクセス |同志社大学について|同志社大学 (doshisha.ac.jp)
料 金:同志社大学学生・教職員(非常勤含む)無料
一般1000円、他大学生500円
★お釣りのないようご準備ください。申し込みは不要です。
主 催:同志社大学コリア研究センター
共 催:京都コリア学コンソーシアム
同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センター
お問合せ:同志社大学コリア研究センター(rc-korea@mail.doshisha.ac.jp)
日時・場所
日時:2024年11月30日(土) 13:30~17:30(受付開始13:00)
場所:同志社大学今出川キャンパス良心館 RY地1教室
(対面のみ、無料、申込不要)
プログラム
趣旨説明
講演
コメント
司会
パネルディスカッション、質疑応答
趣旨
「拒否します」――1980年9月、この一言とともに、ある在日朝鮮人が指紋押捺を拒否した。自らの考えに基づくこの単独の不服従行為は、それに共鳴した無数の外国人に伝播し増殖し、同調者を巻き込んでいくなかで、やがて外国人管理体制を根底から揺るがす「ひとさし指の反乱」へと転化していく。1985年、拒否者は全国各地で1万人を超え、のちに制度を変えさせる大きな力を生み出していった。
大量拒否から約40年が経過した現在、抵抗の記憶は忘却の一途をたどっている。はたしてかれらの闘いは、指紋制度の撤廃とともに「終わった」のだろうか?外登法がなくなり入管法に一元化されたからといって、戦後日本国家が「外国人」に対して向けてきたまなざしは本質的には変わっていない。だとすれば、当時、社会を変えたいと本気で考えたかれらが何を目指し、どのように闘ったのか、その軌跡を振り返ることは、豊かな運動史を再構築し、今を生きるわたしたちがその遺産を継承し発展していくための重要な機会となるだろう。
本企画では、長きにわたり運動を牽引した朴容福さん(朝鮮人拒否者)、ロバート・リケットさん(アメリカ人拒否者)、徐翠珍さん(中国人拒否者)を招き、それぞれの視点と経験に沿って当時の運動を振り返っていただく。さらには、自治体労働者の立場から運動に取り組んだ水野精之さん、そして運動にとって「敵手」であった法務省入国管理局に当時務めていた水上洋一郎さんからコメントをいただくことで、複数の観点から運動を捉えなおす場としたい。
主催:
連絡先:
KCKS 京都コリア学コンソーシアム
≪第95回研究会 開催のお知らせ≫
■ ご案内━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日 時 : 2024年 10月 4日(金) 18~20時
場 所 : 同志社大学新町キャンパス 新創館2階会議室
報告者: 徐希寧さん(立命館大学衣笠総合研究機構コリア研究センター客員研究員)
タイトル:分断された朝鮮における「民族舞踊」の現在:「朝鮮近代舞踊」の形成から在日コリアン社会における「朝鮮民族舞踊」の継承まで
■ 連絡先━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
京都コリア学コンソーシアム(KCKS)
(メール) info@kyoto-korea.net
( H P ) https://kyoto-korea.net/